要人FX発言その3
豪準備銀行声明
- 金融刺激を段階的に解除する
- 金融政策スタンスの大幅な調整は成長維持を支援
- 2010年の成長率はトレンドに近い水準の公算
- オーストラリアの低迷は比較的穏やか
- 豪ドルの上昇は貿易財の価格抑制に寄与する
- CPI上昇率は一時的要因で異例の低水準にある
- インフレ率は目標に近づく公算
日銀臨時金融政策決定会合
- やや長めの金利の低下を促す新しい資金供給手段を導入
- 3ヶ月・0.1%の新たな資金供給オペを決定
- 担保は社債・CPなどすべての日銀適格担保
- 供給額は10兆円程度
- 無担保コールレートを0.1%前後で推移することを促すことを決定
- デフレから脱却し、物価安定のもとでの持続的成長経路復帰のため最大限の貢献続ける
日本政府
- 昨今の為替市場の急激な変動は、景気持ち直しに悪影響
- 為替市場の動向を厳しく注視しつつ、経済対策を週内に策定
- 日本銀行に対して金融面から経済を下支えするよう期待
サマーズ米国家経済会議委員長
- 10.2%に達した米失業率、非常に緊急性の高い問題
- 米雇用拡大には時間を要する
- 中国の消費・内需拡大へのコミットメント、中国や世界の経済にとって良い事
プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁
- 短期的なデフレの危険は去り、インフレは抑制されている
- 今後2-5年間のインフレに関しては、不透明感が強い
- 現状の金融政策は非常に緩和的である事に疑問なし
- 今後2年間、経済は成長し実質金利も上昇が予想される事からするとFF金利誘導目標水準も市場金利に沿って上昇すべき
- 経済は第4 四半期~来年第4四半期にかけ、3%成長し2011年も同水準で成長すると予想
- 米国の継続的な回復に更なる自信
- 住宅市場の下降は底入れた可能性
- 商業不動産は一部の銀行のリスクに
- 失業率は緩やかに低下する前にじり高
- デフレのリスクは大幅低下した
- 連銀はサイクルが転換すれば政策変更へ
- 金融危機により安全通貨としてドルに資金が向かった
- ドルは危機後、以前の水準に戻った
ユンケル・ルクセンブルク首相兼財務相
- 2010年は出口戦略を開始する年でない
- ユーロは過大評価
- ユーロ圏財務相は為替相場・ドバイについて協議
- 人民元の秩序のある緩やかな上昇を望む
- ユーロ圏におけるドバイ問題の影響は限定的
- ギリシャは債務縮小に一段の努力が必要
- ギリシャが破産に陥る事はない
ムハンマド・ドバイ首長
- 政府系持ち株会社ドバイ・ワールドの債務再編交渉の計画について世界はドバイ政府の意図を誤解した
- メディア報道は誇張されていた
- ドバイ・ワールドは政府から独立した企業だ
ポーゼン英中銀金融政策委員
- 英経済、リセッションから力強い回復の可能性
ロート・スイス中銀総裁
- スイスフランの上昇に断固とした対応
- 経済安定のため為替政策を用いているが、輸出競争力を高めるためにスイスフランを押し下げることはない
マッキビン豪準備銀行理事
- オーストラリアの交易条件は今後数十年にわたり好調な状態が続く
- 金融政策は内需抑制の観点から引き続き重要な役割を果たすべき
白川日銀総裁
- 最近の為替変動は企業収益に悪影響
- 為替の安定化が望ましい
- 金融市場が再び混乱すれば、日銀は積極的に行動
- 為替の過度の変動は望ましくない
- 為替変動の日本経済への影響を注視
- 金融緩和を粘り強く維持すること、為替政策面にもそれなりの影響
- 日銀は金融緩和政策の解除を検討していない
- 急激な円高、企業マインドへの影響に注意
- 先週末以降の国際金融面での動きが市場に影響及ぼす可能性にも十分注意払っている
- 消費者物価指数は来年初めにかけて下落幅がマイナス1%程度まで縮小する可能性高い
- デフレ脱却、持続的成長経路復帰のため最大限努力してきたが、今後もそれを堅持
- 極めて緩和的な金融環境を維持し、経済を支援する方針を堅持
藤井財務相
- 為替介入ありえない、とは言っていない
- 2次補正予算の2.7兆円を上回る歳出、赤字国債の発行は考えていない
鳩山首相
- 緩やかなデフレ、急激な円高に、果断に対応していく必要
- 円高対策、迅速に手を打たなければならない
- 景気二番底の心配消えておらず、2次補正しっかりやるとのメッセージ出したい
ラインフェルト・スウェーデン首相
- 中国とEUは保護主義に反対し市場開放を維持することで合意
温家宝首相
- EUと中国は通商摩擦に適切に対処し、保護主義に反対すべき
- 人民元の基本的安定を維持する
- 人民元上昇要求は公平でない、中国は独自の段階的措置をとる
菅国家戦略相
- 円高への歯止めなど、3点の方向性を了承
- 日銀との間でもできるだけ協調
亀井郵政・金融担当相
- 日本だけが介入してドル買いしても、米国にお金が回るだけの結果になる
ドバイ首長国国営投資会社ドバイ・ワールド
- 影響のでる債務総額は260億ドル
- 約60億ドルがナキールのイスラム債関連
- 銀行と建設的な交渉を行っている
- 資産の売却を含めた選択肢を検討
サレハ・ドバイ首長国財務庁長官
- ドバイ政府は国有投資会社ドバイ・ワールドの債務を保証していない
スウェイディ・アラブ首長国連邦中央銀行総裁
- UAEの銀行は資本を増強しており、商業銀行は世界的な金融危機による影響に直面する力があることを示しており、懸念する理由は何も見当たらない
ノワイエ・仏中銀総裁
- ドバイ債務問題に伴う市場混乱は管理可能
トリシェECB総裁
- 出口政策、適切な順序での実施が課題
- 非標準的措置、物価安定へのリスクもたらせば直ちに解除する